Artist Profile

Eucademix:a.k.a. Yuka C. Honda
(本田ゆか)

ニューヨークを拠点に活躍している日本人音楽家、音楽プロデューサー、作曲家、リミキサー。東京生まれ、幼年期をドイツとデンマークで過ごす。日本で小、中、高等学校を卒業した後、南仏の大学予備学校を経て、ニューヨークに渡る。1993年にチボマットを結成。当時は珍しかった一人で電子楽器を操作してバンドのような音を出すという独特のスタイルでニューヨークを一世風靡し、ワーナー・ブラザースから1996年にVIVA LA WOMANというアルバムでデビュー。プロデューサーはミッチェル・フルーム。デビュービデオはミッシェル・ゴンドリーが制作した。

チボマット解散後もソロアーティストとして活躍。プロデューサー作品としてショーン・レノンのINTO THE SUN、マーサ・ウェインライトのCOME HOME TO MAMA、オノヨーコのアルバムのアシスタントプロデュース。作曲作品では水尻自子のアニメーション短編映画『不安な体』の音楽を制作し、ロンドン・インターナショナル・アニメーションフェスティバルでベストサウンド賞を受賞した。

これまでの共演者としてはマイケル・ブレッカー、エスペランザ・スポールディング、ショーン・レノン、オノ・ヨーコ、アート・リンゼイ、カエタノ・ベローソ、バーニー・ウォーレル、エディ・ブリケル、スージー・イバラなどが挙げられる。

Eucademix website


YoshimiO :よしみおー (a.k.a. Yoshimi P-We)

1986年に "HANATARASH"のEYE 等と結成した"UFO OR DIE”で初動でドラムを叩きシャウトしてから常にアバンギャルドにクリエイトし続ける("BOREDOMS", "OOIOO", "SAICOBAB","FREE KITTEN" with Kim Gordon of Sonic Youth and Julie Cafritz of Pussy Galore") のYoshimiOは複数のパーマネントな音楽活動(他、"YoshimiOizumikiYoshiduO", "Mycorrhiza "with Yuka C.Honda)など世界中を舞台にした数え切れないセッション·ワークやレコーディング、プロジェクトへの参加、(“Yoshimi Battles the Pink Robots “ from Flaming Lips, ”soba violence” from Beastie Boys, 77BOADRUM, 88BOADRUM, 111BOADRUM).....など、NYで繰り広げられたYoshimiOcollaBOration シリーズでの様々なミュージシャン ( Ikue Mori, Phew & YoshimiO Trio “IPY”, Robert A.A. Lowe, Susie Ibarra & YoshimiO Trio ”Yunohana Variation”)等との共演など... 三池崇史監督、浅野忠信主演の『殺し屋1』のサウンドトラックへの楽曲提供、ファッションドキュメンタリー映画『YUNNAN COLORFREE』のサウンドトラック、 をはじめとするソロ=YoshimiO名義での音源制作、UA、他ミュージシャンへの楽曲提供、 CM音楽制作、さらには、自身のブランドemeraldthirteenでの服飾デザインまでをもこなす、正にポリフォニックな多層型アーティスト。 音楽制作、延いてはその根幹となる器楽演奏や発声の方法までもが完全にオリジルなメソッドで貫かれており、楽器や音そのものから放たれるバイブレーションと素 直に対峙することから始まる身体的反応を第一義としたプリミティブな表現を核に、同時代性を伴う鮮烈な色彩感覚をちりばめた、独自のエートスを獲得している。

ooioo website
saicobab website
IG : @emeraldragonfly


大野由美子

演奏家、作曲家。エレキベース、シンセベース、Minimoog、トリプルチェロパン(スティールパン)などの演奏とヴォーカルで様々な国内外のアーティストのライブサポート、楽曲提供、アレンジなどで活動を続ける。1993年にシュガー吉永、山本ムーグと結成した実験的ロックバンドBuffalo Daughterはこれまで8枚のアルバムをリリース、2023年に結成30周年を迎えその記念としてワールドツアー(オーストラリア、アメリカ、カナダ、日本公演)を遂行、更に10月より12月までアンビエント京都での展示に参加し、記念すべき30周年は盛況を博した。


細井美裕

1993年生まれ。マルチチャンネル音響をもちいたサウンドインスタレーションや、屋外インスタレーション、舞台作品、また、音を土地や人の記憶媒体として扱いサウンドスケープを再構築するなど、音が空間の認識をどう変容させるかに焦点を当てた作品制作を行う。 長野県立美術館、愛知県芸術劇場、NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]、山口情報芸術センター[YCAM]、国際音響学会、羽田空港などで作品を発表。


木下阿貴

多摩美術大学 情報デザイン学科・メディア芸術コースの音響音楽を専攻して卒業後、インドで最古の教えとされるヴェーダのマントラの音に出合う。2006年から10年ほどかけてインドのチェンナイと日本を行き来し多くのマントラを唱え学ぶ。学び始めた当初から、生前からマントラのサンスクリット語の音の響きを知っていたかのようにするすると唱えることができ、師匠達から高く評価された。2018年春に鎌倉の長谷寺観音ミュージアムの曼荼羅展「雪山の国のみほとけ」BGMとしてマントラが採用された。のちに観音ミュージアム特別企画として「Mantra Short Live & Talk show」を観音堂で行なった。2019年『Yucca Śakti ユッカシャクティ』という、命の蘇生/振動をテーマにした、音を聴くだけでなく音に触れることができるサウンドインスタレーションをChakiと瀬藤康嗣 (a.k.a. denka) と共に制作し発表。2023年に京都の知恩院塔頭「入信院」にてマントラリトリートを開催。ボーカリストとしては、今までNels Cline、高木完、八木美知依などと共演。

『Yucca Śakti ユッカシャクティ』について
IG : @mantrahasya